刑事訴訟法の基本判例

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タイトル 捜索令状の範囲

日付 最決H6.9.8

事案の概要・経緯 
捜索令状の捜索場所として記載された、マンションの居室を捜索中、住人たる被告人がボストンバックを手にしていた。任意提出も泊められるが拒否、そこで取り上げて中を捜索すると覚せい剤発見、
 被告人は捜索は違法なので、覚せい剤に証拠能力はないと主張
判旨 上告棄却
 マンションを捜索場所とする本件令状で、住人の所持する物を捜索できる

捜索場所にある物、すべて捜索対象になる
 捜索場所 住居等と身体とは区別されている
 しかし、たまたま住居等にある物を所持するだけで、捜索対象から外れるのは、捜索の実効性を失わせてしまう点で実態的真実発見の見地から妥当でない。

解説・関連情報 
裁判例
 捜索の目的物を所持していると認めるに足りる客観的な状況が存在する特段の事情がある場合、所持品や身体着衣に対する捜索は適法

刑事訴訟法重要判例

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参考文献 刑事訴訟法判例百選

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